2017年8月3日

悪性か良性かはっきりしないケースも

昨年、父が便鮮血陽性になり検査したところ、大腸ポリープが見つかりました。
2cm大あり、悪性の可能性もあったので切除して調べてみたところ、境界域のものであることがわかりました。
病理検査では1~5までの段階があり、4と5は大腸がんと診断されるのですが、父の場合結果は3だったということです。良性の腫瘍とガンは、はっきりとした境界線が引けるものではなく、良性だとしても徐々に悪性度を増してガンになることもあるそうです。境界域の場合は、判定する医師により良性か悪性かという判断が判断が異なることもあり、とても難しいものだということです。3という結果、「今現在は要注意の良性腫瘍」ということになり、半年に1度の検査を受けることになりました。
それまで健康で病気ひとつしたことのない父なので、結果に多少ショックはあったようですが、今後は一病息災という言葉もあるように、きちんと定期検診を受けて、体調管理をしてほしいと願っています。
患者としてはガンなのか否かと知りたい、ガンじゃなければ安心、と思いたいものですが、臨床の世界でははっきりできないケースもたくさんあるのだなと学ぶことができました。