2016年11月19日

リハビリをする上で大切なこと

過去に2度、リハビリ経験があります。脳出血のために左手に麻痺症状が出たため、その機能を回復する目的でリハビリをしました。
麻痺の症状は、腕は上がったのですが、左の肘から下は完全に麻痺しました。指はわずかに動く程度で、握力は全くない状態です。まるで、肘から下はマネキンの手をくっつけているような感じがしました。その状態からのリハビリは大変でした。
リハビリは、まずは大きなものを掴むことから練習します。なんとか指先が動いたので、ゴムボールを掴むことから始まって、ビー玉、パチンコ玉、最終的には小銭を掴むところまで行いました。

 

最初は、麻痺した手がどうしたら動くのかが全く見当もつきませんでした。ただただ、物の上に手をのせて、掴みたいという気持ちを強く持つようにしました。不思議なことに、毎日繰り返していると、持てるようになるものです。最終段階である小銭を掴めた時は、本当に嬉しく思いました。
結局、リハビリを初めて3ヶ月後には、生活で困らない程度まで手の動きを回復することができました。リハビリを体験してみて思ったのは、毎日の継続する根気と、動かしたいという気持ちだと思いました。私の場合、またパソコンを打ちたいという強い気持ちがあったことが励みとなり、スピード回復に繋がりました。

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