2017年7月6日

自分自身の心をがんで犯さないために

始めは病院に入院していましたがみるみるうちに弱っていってしまったため、自宅で面倒をみることになりました。
当時高校生だった私は日中そばにいることは難しかったため、夕方の痰の吸引や気が付いた時の下の世話程度であとは基本全ての家事を請け負っていました。
スポーツもやっており受験の時期も重なったため1日3時間ほどしか睡眠時間が確保できなかったことが辛かったです。

私も精神的に参ってしまい、一度は精神科にかかってみたこともあります。
友人に話しても誰も介護の経験がないから私の気持ちはわからない、親戚からは、乳がんと診断された叔母を介護している両親が大変だからあなたが支えてあげてね、と言われ、私のことは誰が守ってくれるんだと思っていました。
結果的にはその当時お付き合いしていた彼が外に連れ出してくれたりしたことが1番の息抜きだったように思います。
なにをするでもなく、介護から離れる時間を与えられたことが1番のリフレッシュでした。

闘病している本人を目の当たりにすると自分が弱音など履いていられないと思いますが、あなたが倒れたらもっと大変だと思いながら息抜きをして頑張りすぎないようにして欲しいです。